お父さんの体力測定、三郡縦走2 | ||||
若杉山、砥石山、三郡山、宝満山 | ||||
(わかすぎやま、といしやま、さんぐんさん、ほうまんさん) | ||||
681m、825m、936m、829m 福岡 | ||||
今年もやってきました、体力測定のシーズン。今年は去年の雪辱をはらすべく万全の体制??でのチャレンジである。そしてその結果は・・・ | 2003年11月22日 |
名残の紅葉!? |
まずは若杉山へ。いい調子だ〜 |
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一年ぶりの三郡縦走だ。今年は去年の雪辱をはらすべく万全の体制で臨んだ。今回の目標は去年のタイムを縮めること。まあ、去年があまりに平凡なタイム(9時間)だったので、それ以上に時間がかかるようなら基本的な体力が出来ていないということになる。 去年と同じ時刻にJR篠栗駅に到着。駅を出たところで同じような山行きの格好をした数名のグループ発見。尋ねてみるとやまびこ会のメンバーKUROさん達である。彼らも三郡縦走に挑戦とのことだ。縦走するにはいい季節だもんねぇ。お互いの健闘を祈りつつ、一足お先に8時15分スタート。 |
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一汗かいて鬼岩山 |
砥石山 |
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今年は今流行りのアミノ酸飲料で体脂肪を燃やしつつ、健康促進も兼ねての縦走である。早め早めの水分補給に努めながら一路若杉山を目指す。吹く風が冷たいが杉林の中へ入ると風も止み快適になる。途中で同じく縦走をしている粕屋から来たオジサンを追い抜く。でもこの人、なかなかの健脚でこの後、砥石山まで抜きつ抜かれつのバトルとなるのだが・・・ | |||
前砥石山 |
お〜、もうこんなに歩いたぞ。後を振り返る余裕あり。 |
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一汗かいた頃、若杉山到着。去年より30分早い。「えへへ、こりゃいけるぞぉ」一人でにんまり。記念撮影後、ショーケ越えへ向けてひたすら下る。ショーケ越えまでは登りはわずかで下りが大半だ。途中、景色のいいところがあったので写真を撮るなど余裕をかます。でもお陰でこの間のタイムは去年とほぼ同じ。 ショーケ越えでも記念撮影。この間にさきほどのオジサンに追い越される。見た感じの歩きも普通のオジサンなんだけど、この人さきほどから全然休んでいない。ひたすら歩きつづけている。う〜む、歩き続けることはタイム短縮に有効かも?でもバテないのか?そんな人の心配よりも自分の心配である。ここからが本日の核心部?となる砥石山までの辛い登り。去年はここからペースダウンしているので気合を入れて歩かねば。アミノ酸飲料とサプリメントで充電しつつ、下山後の減量に期待しつつ歩きつづけた。途中で登山道の整備をしている人に出会った。有難いことであるが、草刈り機のはねた石が飛んできそうで怖かった。 |
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よっこらしょっと、三郡山 |
頭巾山にも立ち寄った |
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砥石山に着いてみると太宰府側から縦走している人と出会う。みんな考えることはおんなじなんだなぁ。その人にお願いしてここでも記念撮影。その間に先ほど追い抜いた粕屋からのオジサンに追い越された。待ってくれ〜とばかりに後を追うが、追いついたのは前砥石山だ。オジサンは美味しそうにビールをプシュッ!!話を聞いてみると毎月一回位は縦走をしているそうだ。う〜む、やはり只者ではなかった。上には上がいるものである。そのオジサン、ここでビールとご飯のようなので、今のうちにこちらは先を急ぐことにした。これで抜かれたらちと恥ずかしい。気合を入れて三郡山を目指す。 |
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いわずもがなの仏頂山 |
相変わらず賑わっている宝満山 |
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去年は三郡山までたどり着く頃に体力をかなり消耗してしまった苦い経験がある。今回はまだ余裕。三郡手前の登りも思ったほどでもなく難なくクリア。ちょっとお腹が空いてきたので三郡山頂で行動食を摂る。ここでも記念撮影。景色はいいけどちと風が冷たい。Tシャツ一枚だと森の中なら平気だが、風がモロに当たるところへ出ると寒くて辛い。さっさと次の頭巾山へ歩を進める。 まだこの時点で時間は12時台だ。頭の中で計算してみると、もしかしたら夢の5時間台が!?あはは、まさかねぇ。それはないやろ??頭巾山をパスすればもしかして!?いやいや去年も寄っているから今年も外せない。いろいろと心の中で葛藤しつつ歩きつづけた。そして結局、頭巾山へ。登山道際のセンリョウだか、マンリョウの実が今年も赤く色づいており、一瞬心が和んだ。そしていよいよ残すは宝満山だ。道は快適。ひたすら歩きつづけた。今回のもう一つの武器、ダブルストックも大活躍。いい調子でペースが掴めた。お陰でこの間も去年より早く歩けた。5時間台は無理でも6時間台前半でいけそう。気合も入るというもの。 |
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よく歩いたねぇ〜 |
そして栄光のゴール!! |
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宝満山頂は今日は天気もいいし、景色もまずまずだ。相変わらずたくさんの人で賑わっていた。いつもならここでプシュッとやりたいところだが、今はチャレンジ真っ最中。記念撮影だけは忘れずに山頂を後にする。石段が多い正面登山道は油断するとヒザにくるので辛い。それでも飛ばした。途中、福岡山の会の人達とすれ違う。この連休、キャンプ場をベースに冬山のトレーニングをしているメンバーの陣中見舞いにやってきたそうだ。じっくりお話したかったところだが、簡単に挨拶をして先を急いだ。 竈門神社到着が14時少し前。ヤバイなぁ。とても15分で太宰府駅までは行けそうもない。でもここで諦めたら今までの努力がパァになるような気がした。やるだけやってみること。そう決めて一路、駅を目指して走った。ザックを背負って走るオヤジの姿はきっと周囲から異様に見えたと思う。でもそんなことを気にしている場合ではなかった。そして感動のゴール到着は14時16分。JR篠栗駅から西鉄太宰府駅まで6時間1分であった。 |
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今回の反省点 その1 記念撮影のしすぎ。これがなければ・・・ その2 下山後、焼き鳥屋がまだ開店していなかった(笑) その3 福岡山の会の中には5時間15分の記録を持つ人もいる。まだまだ精進の余地あり。 今回の作戦 1、とにかく軽量化。ザックは7キロ程度だったと思う。ただ、ツェルトやヘッドランプ、救急用品は忘れず携行した。 2、重い登山靴はやめて軽いトレールランニング用のシューズにした。 3、ダブルストックの活用。歩きの調子をとるのに利用。下りでは特に大活躍。 4、ビールはなし(去年はこれで失敗した)。アミノ酸飲料で体脂肪を燃やしつつ!?歩く。 5、食事はサプリメントで済ます。一応カロリーも考えたけど、シャリバテ用の非常食も携行。 |
今年は入念な下準備のもとでのチャレンジとなった。コースタイムの短縮を主な目標とした。そのためには装備類の見直しから始めた。必要最低限の装備だ。もちろんカッパやツェルト、救急用品は不可欠で外せない。食事は行動食のみ。ビールはなし。下山後の楽しみとする。水は2リットル。靴は登山靴では重いのでトレールランニング用のシューズ。衣類もTシャツと軽いアウター、フリース一枚。これでタイムが出ないようなら根本的な体力がないということになる。 |
三郡縦走 行程約24キロ。上り累計約1430m下り累計約1420m |
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